■mixilog/#3 PeachSea2。

あたしのこころのなかに
ももいろの海がありました。


やさしく寄せ返す波音は、汐が奏でるメロディーで、波間にきらきら輝く銀の砂は、雪が遺した謳たち。


幾重にも織り重なったその愛の謳を、独り静かに聴いている桜の樹。
その満開の桜は枯れることを知らず、咲いては散り、咲いては散りを繰り返し、舞う桜は海を桃色に染めているのです。


そうしてそれは、あたしのたったひとつの電脳世界でした。



誰にも侵す事の出来ない、
あたしの電脳世界。
20041126。
愛する479へ捧げる。